【大谷翔平の「51-51」から見る目的設定によって変化するパ

query_builder 2024/09/21
【大谷翔平の「51-51」から見る目的設定によって変化するパフォーマンス】

大谷翔平が「51-51」という
ホームラン51本、盗塁51個
とメジャーリーグでも誰一人
達成したことがない記録を樹立しました。

「50-50」という数字が同じく
誰も達成していなくキリが良い数字
のためこれを達成出来るのか?
といったように毎日報道していました。

それがいとも簡単に
「50-50」を超えて「51-51」という
記録を作りました。

何故この偉大な記録を
簡単そうにあっさり
超えることができたのか?

そこから見える体の使い方に
ついてお話しします。


◼︎ 大記録の前に

多くのスポーツ選手が
大記録の前では「足踏み」を
します。

その目的に対して達成出来るか?
どうかというハラハラ感があり

そして結局、達成できなかったり
ギリギリいけた!
のようなことが多くあります。

しかし、大谷選手は
あっさりと超えましたよね。

これは何故なのか?


◼︎ 目的設定の違い

メディアでは「50-50」が
大記録であり目指すところであると
報道していました。

つまりメディアにとっての
「目的」、ターゲットはその数字に
あったわけです。

そうなると本人以外は
ほとんどの人がそこを
ゴールとして「行けるのか?いけないのか?」
という目線になります。

しかし、きっと本人の
目的設定はそこにはないはずです。

もっと先にあり、
「50-50」はその過程です。

通過点ということですね。

スポーツだけではなく
仕事や遊びでも人間はある一定の
ゴールを決めて進んでいくこと
が多々あります。

最終目的地があると
脳は無意識にその手前で
ブレーキをかけようとします。

それは”未知”に対する
不安・恐怖感があり、自分
を守るシステムがあるから。

これは脳の生命保存の法則による
ものです。

しかし大谷選手は
目的がそこではなくもっと先に
置いているため、彼の脳には
その未知は通過点で想定内なわけです。

ですからブレーキをかけることは
ない状態になります。


◼︎ 目的設定とパフォーマンス

これは体の使い方も同じです。
脳のブレーキであるため
脳でコントロールする筋肉は

目的、ゴールがあると
その前から減速し、ブレーキを
かけます。

それは筋肉が伸びすぎて
怪我をしないようにする
危機察知能力のようなもので

生命保存の法則になります。

そのため目的はもっと先に
持つと体のパフォーマンスも
発揮しやすくなります。


◼︎ 目的設定による違いの例

私がよく行うパフォーマンスとして

棒の端を相手に持ってもらいに、反対端
を持ち、押すというものがあります。

相手が握っている場所やその人を後ろに
動かそうとすると筋力ある人には勝て
なかったりします。

これは目的が”棒の端”、”相手”だから
です。

その手前から無意識にブレーキを
かける動作がうまれます。

そうなると自分の能力を全て出している
とは言い難いですよね。

しかし、
目的をもっと先、相手の後の離れた壁
などに意識して押すと大きな力が出ます。

これは目的が離れた壁にあって
棒の端や相手は通過点となり

そこではブレーキをかけないため
本来の力がそこを通ることになり
能力が発揮されます。


◼︎ ポイントは脳の機能

大谷翔平選手もその視点で
考えるため脳の機能を
ある意味、裏切る動作になるわけです。

本来の自分の動作能力を100%
発揮するには筋肉を大きくするだけではなく
脳の機能を考えて動作をすることも
大事になります!

では、身体動作のご参考に!


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